2005年 09月 09日
英国人のROE |
今日はランチミーティングで美味しいものを食べさせていただきました。
CITYにあるTowe 42というビル(42階建てが名前の由来のようです)の24階にあるモダンブリティッシュの高級レストラン「RHODES」。愛宕ヒルズの最上階のレストランのような眺めのよいレストラン。NYと違い大きなビルのないCITYでは、24階でも十分見渡せます。
こっちにいるとどうも美味しい魚にありつける機会が少ないので、もちろん魚料理のコースを堪能しました。昼間ッからワインの飲んで(~o~)いいんです!ここはロンドンだから。日本はやっぱり相当魚の美味しい国だとは思うけど、スペインやイタリアでも美味しい魚にはありつけるから、ヨーロッパにいるからといって諦めることもない。でも、イギリスの魚は、、、、まずいッス。スーパーでよくサーモンを見かけるけど、見るからに養殖でぶくぶくになった身体の一部というシロモノ。オエー。
食事の相手はカウンターパーティのKさん、40前後の頭の切れる女性で、GS,ML,UBSと渡り歩いていて、シティのキャピタルマーケットでは名が売れている。今日の話題で少しだけ面白かったのは、イギリス人のROEについて。金融をかじったことのある人は、ROE(=Return On Equity:自己資本純利益率)は自己資本に対してどれだけ儲かっているかという指標だと瞬間で来ると思う。
でも、彼らのROEは「Right on Effort」だと、盛り上がった。
日本人から見ると、どうもイギリス人の(決して全員とは言いませんが、、)最小限の努力しかしないわりに権利は思いっきり主張をする、という姿勢が気になるという話。
具体例を出すと、うちの会社のローカルメンバーはMETRO(地下鉄)がDELAYしたからと言い訳して朝のミーティングに遅れることがある(よくある)。本当に大変だったよ、といいながら、片手にはしっかりスタバのコーヒーを持っている????ともって聞くと「METROのDELAYがなけば普通にコーヒーを買って間に合ったのにな。」と。コーヒーは買って当たり前、ミーティングはMETROが原因だから仕方ないじゃん、という説明が返ってくる。いやぁ、そういう時はコーヒー諦めようよ、と言いたいがぐっと我慢。
ロンドンのバスもMETROもおかしい。運転手が何時にバス・電車を運転するか決まっているらしい。仮に誰かが30分遅れたとしよう、日本ではまずないがあっても他の運転手が代わりに運転をするはず、だが、こちらではそのまま待ちになる。つまり、ずーっと動かない。次の人の時間が来たらようやく出発する。(本当です)バスのすれ違い様も、運転手同士がバスを止めて世間話をする(数分)、よくある光景です(この程度はもう平気)。同じ経路を走っている先発のバスに後発のバスが追いついても抜かさずに、2台一緒に走るのも面白い。なんでって??後発のバスはお客を乗せなくてもよくて楽だから。ほら、一様しっかり働いてるし。
あと、レストランも面白い。食事を頼んだついでにドリンクも頼もうとすると、ウエイターがあっさり「彼が担当なので後から伺います。」と返してくる(今日も)。高級になるほど、分業化が進んでいる。メニューを説明する人とか。社会主義じゃないんだから、もっと顧客第一主義でやってよ。個人的に一番気になるのは、レストランの店員が目を合わせないようにしていること。これは、決定的にどこの料理のお店も共通している。
そう、彼らはEffortを最小限に抑え、最大限のRightはしっかり主張する。これが価値観として生活の軸になっている。でも決して彼らを責めているわけではありません。これも文化というヤツだと思ってます。
CITYにあるTowe 42というビル(42階建てが名前の由来のようです)の24階にあるモダンブリティッシュの高級レストラン「RHODES」。愛宕ヒルズの最上階のレストランのような眺めのよいレストラン。NYと違い大きなビルのないCITYでは、24階でも十分見渡せます。
こっちにいるとどうも美味しい魚にありつける機会が少ないので、もちろん魚料理のコースを堪能しました。昼間ッからワインの飲んで(~o~)いいんです!ここはロンドンだから。日本はやっぱり相当魚の美味しい国だとは思うけど、スペインやイタリアでも美味しい魚にはありつけるから、ヨーロッパにいるからといって諦めることもない。でも、イギリスの魚は、、、、まずいッス。スーパーでよくサーモンを見かけるけど、見るからに養殖でぶくぶくになった身体の一部というシロモノ。オエー。
食事の相手はカウンターパーティのKさん、40前後の頭の切れる女性で、GS,ML,UBSと渡り歩いていて、シティのキャピタルマーケットでは名が売れている。今日の話題で少しだけ面白かったのは、イギリス人のROEについて。金融をかじったことのある人は、ROE(=Return On Equity:自己資本純利益率)は自己資本に対してどれだけ儲かっているかという指標だと瞬間で来ると思う。
でも、彼らのROEは「Right on Effort」だと、盛り上がった。
日本人から見ると、どうもイギリス人の(決して全員とは言いませんが、、)最小限の努力しかしないわりに権利は思いっきり主張をする、という姿勢が気になるという話。
具体例を出すと、うちの会社のローカルメンバーはMETRO(地下鉄)がDELAYしたからと言い訳して朝のミーティングに遅れることがある(よくある)。本当に大変だったよ、といいながら、片手にはしっかりスタバのコーヒーを持っている????ともって聞くと「METROのDELAYがなけば普通にコーヒーを買って間に合ったのにな。」と。コーヒーは買って当たり前、ミーティングはMETROが原因だから仕方ないじゃん、という説明が返ってくる。いやぁ、そういう時はコーヒー諦めようよ、と言いたいがぐっと我慢。
ロンドンのバスもMETROもおかしい。運転手が何時にバス・電車を運転するか決まっているらしい。仮に誰かが30分遅れたとしよう、日本ではまずないがあっても他の運転手が代わりに運転をするはず、だが、こちらではそのまま待ちになる。つまり、ずーっと動かない。次の人の時間が来たらようやく出発する。(本当です)バスのすれ違い様も、運転手同士がバスを止めて世間話をする(数分)、よくある光景です(この程度はもう平気)。同じ経路を走っている先発のバスに後発のバスが追いついても抜かさずに、2台一緒に走るのも面白い。なんでって??後発のバスはお客を乗せなくてもよくて楽だから。ほら、一様しっかり働いてるし。
あと、レストランも面白い。食事を頼んだついでにドリンクも頼もうとすると、ウエイターがあっさり「彼が担当なので後から伺います。」と返してくる(今日も)。高級になるほど、分業化が進んでいる。メニューを説明する人とか。社会主義じゃないんだから、もっと顧客第一主義でやってよ。個人的に一番気になるのは、レストランの店員が目を合わせないようにしていること。これは、決定的にどこの料理のお店も共通している。
そう、彼らはEffortを最小限に抑え、最大限のRightはしっかり主張する。これが価値観として生活の軸になっている。でも決して彼らを責めているわけではありません。これも文化というヤツだと思ってます。
by hrkh
| 2005-09-09 08:53